• アルゼンチンタンゴ音楽講習

    昨年、好評を得たFJTA主催の「アルゼンチンタンゴ音楽講習」が今年も開催されました。
    6月5日(日)の午前10時、会場は代々木にある「エフェクト・タンゴ」です。今回、シリーズの第1回目は「必見・必聴のタンゴ・アーティスト」。講師は当連盟の飯塚会長。

    受講者は47人で、ベテランから初心者までのタンゴダンス愛好家がほとんどでした。今回も大勢の方が集まりました。タンゴをうまく踊るには音楽の知識が必要という事が広まってきたのでしょう。
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    最初の6曲は第一期黄金時代、1920年代のタンゴから紹介しました。がっしりとしたリズムに郷愁を誘うメロディー。アルゼンチンの時代背景や演奏スタイルなどの説明がありました。この時代のタンゴは聞けば聞くほど素晴らしさがわかってくるので熱狂的なファンがいるのもうなずけます。
    そして第二期黄金時代、1940~60年代の曲を紹介していきました。これは現在、ミロンガでよく使用されているおなじみの踊り慣れた曲です。カルロス・ディ・サルリがなぜ演奏するときも黒眼鏡をかけていたかなど、秘話を交えての「バイア・ブランカ」、トロイロの「バンドネオンの嘆き」、プグリエーセの「チケ」、ダリエンソの「ラ・クンパルシータ」など代表的でまさに必見・必聴のタンゴが紹介されました。
    そして必見・必聴のタンゴ歌手と言えばやはりカルロス・ガルデルで今回は「想いの届く日」を紹介しました。

    2回目は9月に「タンゴ史を飾るアーティストの系譜」、3回目は11月に「忘れ得ぬタンゴの名曲」をテーマに講義する予定です。場所と時間などの詳細は後日お知らせします。入場料は1,000円ですが会員(賛助会員)になれば無料です。事務局、または会員講師へご予約ください。
    (文:佐藤利幸)