• FJTAニュースVol.6

    こんにちは、広報部担当のの佐藤利幸です。

    せっかく桜の良い季節になったのに冬へ逆戻りしてしまったような寒さですね。

    FJTA会員の皆様は元気にタンゴを楽しんでおられるでしょうか?

    さて、今日は先日のLa Milongaのレポートを詳細にお送りします。

     

    3月29日(日)にお台場の東京ファッションタウンTFT 500に於いて、日本アルゼンチンタンゴ連盟の主催による初めてのミロンガが開催されました。

     

    今回のコンセプトはブエノスアイレスでの伝統的なミロンガのように。名前も「La Milonga–これぞミロンガ–」にしました。

    このミロンガの運営委員メンバーはアルゼンチン人の先生方が入っているのはもちろん、これまで実際何度もブエノスアイレスでのミロンガを経験されてきた先生達が多く入っていますから、まだブエノスアイレスへ行かれたことのない方にも、本場のミロンガのような雰囲気を伝えたい、という思いが込められています。

     

    15時からのスタートで、受け付けは14時50分から始まり、ホワイエが開場されました。途切れなく続々とお客様が来場します。

    広い会場に入るとタンゴシューズと衣装のブースとドリンクコーナーがあります。そして250席を超える椅子とテーブル、生演奏をする舞台。さらに高い天井から降りそそぐ赤を中心とした照明が豪華さを増します。

    ミロンガタイムはオズワルド・フレセド楽団の甘い歌声のタンゴからスタートしました。前半のDJは星野さんです。徐々にフロアで踊る方が増えてきます。

    バロン氏によるMCで飯塚会長の挨拶がありました。

     

    開始から一時間足らずで、すでに用意された客席は埋まりました。この日は300人を超える来場者がありました。

     

    そしてチコス・デ・パンパの演奏が始まりました。この楽団はスタッカートの小気味よいリズムが特徴です。ダンスフロアに大勢の熱気と高揚感が溢れてきます。

     

    そして前半のショータイムが始まります。2009年世界大会サロン部門 世界チャンピオンの「ヒロシ&キョウコ」、麻布十番でスタジオ ラ・クンパルシータを主宰する「荻野華一&五十嵐純子」、東京、横浜を中心に多くの門下生に支持される実力派「ユージン&アリサ」、独特の表現力で世界中のタンゴファンを魅了している「ケンジ&リリアナ」の日本人のダンサー4組が順番に踊り、会場はおおいに盛り上がりました。

    そして天野さんのDJで後半がスタートしました。

     

    そして後半のチコス・デ・パンパの生演奏がはじまりました。ダンスフロアがタンゴの愛好家で隙間なく埋め尽くされています。演奏が終わると後半のショータイムが始まりますが、その前に、在日アルゼンチン共和国大使館からお越しいただいたセルヒオ・ポリカストロ氏と、衆議院議員でタンゴに最も造詣の深い山本幸三氏より祝辞の言葉をいただきました。

    ショータイムは昨年のタンゴ選手権アジア大会ステージ部門チャンピオン「マルティン&ユカ」。タンゴ・ソル日本橋を主宰し、ダイハツ タントのテレビコマーシャルに出演した「エンリケ&カロリーナ」。兵庫県でアルマ・デ・タンゴ・アカデミーを主宰し、2005年タンゴダンス世界選手権ステージ部門準優勝の「亮&葉月」。2010年タンゴダンス選手権世界大会ステージ部門優勝のチズコとマキシのペア「チヅコ&マキシミリアーノ」が順に踊りました。

     

    それぞれが情熱的なタンゴを披露して会場が最高潮に盛り上がりました。最後は前半と後半に出演した8組全員での踊りです。 曲はチコス・デ・パンパの「ロカ」です。それぞれのペアが輪になって個性溢れるタンゴを披露しました。踊り終えると会場のカーテンコールが鳴りやまみません。予定外の「ラ・クンパルシータ」を演奏し、全員でもう一曲踊りました。そして後半のショータイムが終了しました。出演のダンサー8組はすべてFJTA所属のダンサーです。

     

    ほぼ予定通りに進行し、この後、一時間弱のミロンガタイムがあり、20時で閉会となりました。

     

    ご来場されたお客様からは「教室の垣根を越えたミロンガは久しぶりで、色々な出会いと再会があり楽しめた。」「広々とした会場に高い天井。スケールの大きさに豪華な気分になった。」などの感想をいただきました。

     

    発足から一年、連盟はこれからもイベントの大小に拘わらず、さらなるタンゴの普及を目指していきます。

    (文責: 佐藤利幸)